人類(ホモ・サピエンス)
現行人類ホモ・サピエンスとはかつては猿人・アウストラロピテクス・北京原人・
ネアンデルタール人などから進化し今のホモ・サピエンスになったと教わって来ました。
しかしそれは今日の分子生物学によって否定されました。
約300万年前〜150万年前のアフリカでは少なくとも6種類の人類が共存していたことが、
分かっています。
よって猿人→原人→旧人→新人という、「単一種仮説」は完全に否定されました。
ところが日本の教科書では、いまだに単一種仮説を教えています。
ホモ・サピエンスとは何か、なぜ現人類は単一種になったのか
ホモ・サピエンスはそれまでいたネアンデルタール人などを駆逐し食物連鎖の頂点に躍り出た、
それはなぜなのか、道具や火や言葉はネアンデルタール人も使っていたし脳の大きさはネアンデルタ
ール人の方が大きかったと推定されています。
ではなぜホモ・サピエンスが頂点に立ちそれまでいた人類は駆逐されたかそれはサピエンス全史に
によれば『虚構』と書かれています。
人類ホモ・サピエンスは「虚構」によって協力した
虚構
1 事実ではないことを事実らしくつくり上げること。つくりごと。
2 文芸作品で、作者の想像力によって、人物・出来事・場面などを現実であるかのように組み立てること。フィクション。仮構。
この虚構を作り出せたことがホモ・サピエンスにとって人類史を築いていく上で革命的な出来事でし
た、著者によればこれを『認知革命』と言います。
この認知革命は約7万年〜3万年前にかけてみられた新しい思考方法と意思疎通を獲得したホモ・サ
ピエンスは様々な物語や思考によってコミュニケーションをとりグループを大きく協力するようにな
ったこれによりグループを作りにくいネアンデルタール人より、
徒党を組んだホモ・サピエンスが圧倒的で勝利を獲得できたようです。
虚構とはそんな力があるのか
例えば全く知らないもの同士が隣り合い、すぐに打ち解けるかというとそうではないですよね?
朝のゴミ出しで挨拶をし、その次は少しの会話があり、次に噂話などするような顔見知りになり、
お土産などをもらったりあげたりしながら友人になっていくものです。
古代でも同じことが繰り広げられました、まず知らないホモ・サピエンスが出会いまず警戒するが、
身に付けている物や、「あそこの山には精霊がいるらしい」とか虚構の共通点などが見つかれば
仲良くなるスピードが違いますよね。
共通点が見つけやすくなれば、グループを作りやすいと言う事でコミュニケーションが上達し、
徒党を組んでの戦闘がしやすくなるわけです。
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