百田尚樹の新・相対性理論
われわれ人類の時間はいうまでもなく有限です。
その時間を、どう生き抜くか、どう使うかは、人それぞれ違います。
現在の日本の平均寿命は、男性81歳 女性87歳 女性の方が長い生きです。
ちなみに昭和中期では、50歳 江戸時代では40歳ぐらいでした、
さらに昔の古代、縄文時代では15歳ぐらいだったと言われています。
これは乳幼児の死亡率がかなりたかった為です。
しかし運よく、病気にもかからず、動物に襲われる事なく生き延びたとしても、
40歳ぐらいで亡くなっていたでしょう。
現在の感覚からすれば、15歳で、死んだり、
大切な人と、お別れしたりする事は、あまり日常では考えたりしません。
しかし、古代人には、死がすぐ身近にありました。
死を身近に感じていたからこそ、一瞬一瞬を懸命に生き、
無駄にしている時間などなかったのです。
しかし、死の恐怖というものは、必ずあったでしょう。
だから、懸命に体に栄養のあるものを採取し、懸命に野山をかけていたでしょう。
やがて人類は栄養学や医学を発展させ、
ついには先進国では平均寿命が80歳を超えるまでになりました、
しかし、それでも死を克服することはできません。
だから、人類は長生きするために、とんでもない事を、考えました。
それは、栄養学や医学とはまったく違うアプローチです。
それは『時間の概念を変える』という事です。
百田氏はこれを『新・相対性理論』と勝手に名付けたそうです。
アインシュタインが相対性理論で時間は伸びたり縮んだりする事を、
理論的に説明し、世界が驚きました。
しかし、人類は何万年も昔からそのことを知っていたのです。
そう古代の人類は『時間の概念を変える』ことで長生きは可能だという事に気づいたのです。
百田尚樹の新・相対性理論 人生を変える時間論 [ 百田 尚樹 ]
著者の前書きから抜粋
章を紹介
第一章 すべては時間が基準
・すべての道具は長生きの為に作られた。
・時間の長さは心で決まる
・楽しい時間が早く過ぎるのはなぜか?
第二章 現代社会と時間
・人間社会は時間の売買で成り立っている
第三章 時間はあらゆるものに交換可能
・時間は失った時に初めてその大切さを知る (若い子に特に読んでほしいなぁ)
少年老いやすく、学なり難し
この本は、少年時代の時間の大切さを、うたった詩を教えてくれました。
(子供の時に教えて欲しかった)と私も思ったのですが、著者もそうだった見たいです。
でも、仮に少年時代に教わっても、意味がわからないのです。
古代から現代まで先人たちは、時間の大切さを幾度となく説いています。
しかし、時間があるうちにはあまり、ピンとこないものです
その若い体がどれだけありがたいものかは、若い人には伝わらないのです。
もどかしいものです。
第四章 私たちの時間を奪うもの
・現代人がもっとも恐れるのは退屈である
世界の富をすべて使っても「二十歳の一日」を取り戻すことはできない。
第五章 『止まれ、お前は美しい』
時間に追われ、自分の時間を持ててない方、人生とは何かと悩んでいる方、
目標がなくその日を生きている方、特に時間が有りあまる若い方。
人生の時間は有限です、その時間の使い方は人それぞれです。
しかし、せっかくの人生なのだから、楽しく生きねばなりません。
悩みがある方、それも時間が解決してくれるはずです。
本書は、時間という最大のテーマを通して、人生の見直しができる、おすすめ本です。
ぜひ、お手にとって見てください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
感謝
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